月の昇る時間帯 天文、2016/05/19 00:02

■ 以下は 2016/5/19 のツイッターの投稿に基いています。

月って月齢に依って昇る時刻が違うけど、どうも理解してない人が多い。夕方の六時、太陽の沈む頃に昇るのは満月だけ。新月は朝六時に昇る(空が明るくてよく見えない)。満ちていく途中の半月は真昼に昇り、太陽の沈む頃には一番高い位置にいる。缺けていく途中の半月は深夜に昇り、朝は空高くにいる。

つまり「夕方に東から三日月が昇る」みたいな場面はあり得ないので、そういう描写をされると萎える。まあ漫画的な表現ならそれはそれでありだけど…『風のタクト』とかいつも夕方に月が昇ってたな…まあ異世界なので別の原理があるのかも知れないけど…『マインクラフト』ぐらい非現実感あれば…。

満月の翌日から缺けていく月を、順に〈いざよい〉〈立ち待ち月〉〈居待ち月〉〈寝待ち月〉とか呼ぶぢゃないですか。〈いざよう〉は「ためらう」の意味。〈居る〉は「すわる」の意味。昇る時刻が段々遅くなるから、日没後も待ってないといけないという話ね。

月が明るいのは太陽に照らされてるからであって、月が満ちたり缺けたりするのは太陽との位置関係が変わるから。太陽が沈む頃に昇る月は、つまり地球から見て太陽の反対側にいるので、真正面から照らされて満月になる。太陽と同じ頃に昇る月は、地球から見て背中側を太陽に照らされて新月になる。

満月の前日か数日前に月に気付く事が多いのは、ちょうど帰宅の時間帯に目に入りやすい高さと方角に昇ってるせいかな。

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